中学生の片頭痛→不登校→ニート→自殺!2005年10月15日 08:52

中学生の片頭痛→不登校→ニート→自殺!

=中学生の片頭痛はニート対策との関係がある

 現在、自殺とニートは、国をあげてとりくんでいる社会問題である。ここに、坐禅や腹式呼吸によるカウンセリングが大きな貢献をする。アメリカでの、新しい認知行動療法に、とりいれられている、アクセプタンス、コミットメント、マインドフルネスが、禅であり、仏教なのである。ありのままの感覚、症状を静観できず、おかしな害ある行為でまぎらすか、回避の行為をするので、心の病気になる。アクセプタンスしない、マインドフルネスをしないからである。

 日本の中学生に片頭痛が多いことがわかった。その根本的な対策をとらないから、不登校となり、ニートとなり、自殺にいたる構図も見える。

 「中学生の20人に1人程度が、頭がずきずきと痛む「片頭痛」を患っていることをうかがわせる初めての大規模な調査結果を、名古屋市立大小児科グループがまとめた。大人よりやや少なめだが、周囲の理解不足から「仮病」と誤解されることもある。的確な診断と治療が行われなければ学業にも支障が出ると、専門家は指摘している。11日、京都市で開かれた国際頭痛学会で発表した。」

 「頭痛発作が1~72時間続く、ずきずきと痛む、吐き気や光過敏があるなど、片頭痛の国際診断基準に当てはまったのは、男子110人(3.3%)、女子203人(6.5%)で、全体の4.8%だった。」 (朝日新聞、10/12/2005)

 報道では「子どもの頭痛は大人より軽いことが多く、痛みが始まって鎮痛剤をすぐ飲めば抑えられる。家族に片頭痛を持つ人がいる場合が7割を占めるので、心当たりがある場合は受診を」という医師の言葉をのせている。  報道にあるとおり、頭痛には、鎮痛薬が効くのであるが、気になることがある。薬物療法に並行して、ストレス対策をとるべきである。

 片頭痛は、セロトニン神経の弱体化によって起きるとも言われていて、抗うつ薬が効くとされる。だが、これは、うつ病の治療と同様の問題が懸念される。対症療法的であり、根本治療ではないのではないか。報道で次のように伝えている。

 「頭痛の継続時間は、過半数が1~4時間未満。吐き気やめまい、耳鳴りなどを伴うことが多く、起こりやすいのは「睡眠不足のとき」や「ストレスがたまったとき」との答えが目立った。」

 睡眠障害とうつ病との関係は深く、睡眠障害の人は、やがてうつ病になる割合が高いという研究結果もある。つまり、片頭痛もちの子は、ストレスをかかえている。これを根本的に軽減しないと重症化するおそれがあるだろう。

 「子どもの頭痛があまり知られていないため、『仮病』だと思われることもある。それがストレスになり、学校生活に支障が出る可能性もある」と指摘されているが、このことも、子どもの不登校を招き、さらに、ながびいて「ニート」にしてしまうおそれがある。

 不登校とニートには、病気によるものの場合、似ているのであって、「(H)その他」になるが、これには、「心身症」によるものが、かなり多いと思われる。片頭痛は、ストレスによるものが多く、心身症である。腹痛や下痢もある。子どもに片頭痛が多いことがわかったわけであるが、鎮痛薬で治療していると、根本のストレス対処法が身につかず、薬づけになって、効かなくなったり、うつ病に発展したりするおそれがある。
 子どもが片頭痛とわかったら、鎮痛薬治療もやむをえないが、並行して、ストレス対策のカウンセリングを試みるべきである。ニート対策は、このような、早い時期からとりくまないと根本的な解決にならないと考える。ニートになってから、対策をとるのではなくて、片頭痛を訴える頃から、その根本的な治癒対策をとることが、ニートを減少させる。
 ちなみに、薬物療法によらず、腹式呼吸法で、片頭痛を治している医者もいる。また、腹式呼吸法をとりいれたカウンセリングで、うつ病が治ることがあるが、うつ病の患者にある頭痛、胸痛なども治る。ストレスにより、セロトニン神経が弱って、痛み、うつ病を起こしていると考えられる。
 たかが、片頭痛と思わず、中学生から、しっかり治してやらないと不登校、ニートにしてしまう。やがて、うつ病、自殺につながる。子どもの片頭痛、はきけ、睡眠障害には、薬物療法だけでなく、ストレス対策のカウンセリングを重視してもらいたい。
 大きな社会問題となっている、うつ病、自殺、不登校、ニート、ひきこもり、みな、ストレスによる心の病気、身体の病気(心身症)がからんでいるものがかなり多いようである。この理解が充分ではないために、対策がまとはずれになっている側面もある。こうなると、本人たちだけの問題ではなくて、社会の問題である。

 ニート、自殺の対策には、小中学生段階から「心の病気」や「心身症」について、薬物療法ではなくて、ストレス対策の心の智慧という根本的対策が必要であるという私どもの提言に賛同して、同じような運動にぜひ、参加していただきたい。

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