がんを違う見方で生きていく(2) ― 2005年09月17日 12:47
9月12日、テレビ東京で「感動、今だから話せる・・・逆境ピンチを克服した何だの人生やりなおしSP」をみた。
がんとなり医者から告げられた余命よりも、長く生きている人たちが紹介された。(一部しかみていないので、みた部分のみであるが)
同じような逆境であっても、心の持ち方で、予後がかなり変わる。心理的ストレスをどう克服するかで、免疫に影響して、命の長さに影響してくる。精神神経免疫学や、精神腫瘍学で、研究すすめられている。がんとわかって、絶望する人は、そのストレスによって、免疫を弱めて、早く死亡する傾向がある。逆の心の持ち方次第で、免疫を活性化して、長く生きる人がいる。心と病気は密接に関係しあっている。
こういうことをマスコミも知らず、「うつと思ったら医者に」といって、場合によっては、薬物療法ではないほうが、完治したかもしれないのに、現代の薬物療法の欠点の方面のおさきぼうをかついでいる結果になっている。もちろん、薬物療法で治る人もいる。ひとつだけ強調するのがおかしい。インフォームド・チョイスがいい。
「うつと思ったら、公的相談機関、または、カウンセラーに」というべきか。そこで、薬物療法が必要かどうか慎重に評価してもらうのがよい。東北地方では、保健所職員などが、自殺防止に貢献しているように、心理的支援で、孤独によるうつ病は治る場合もある。医者にいったら、すぐ薬物療法を処方されて、孤独は癒されず、薬物の影響で、気分がすぐれなくて、うつを悪化させる場合もあるだろう。 うつ病の治療、自殺防止には、医者の視点からだけではだめである。うつ病においこんでしまう社会の 仕組み、家族の無理解、家族の崩壊のところも重要な改善点である。国や県がとりくむ問題が多い。
がんとなり医者から告げられた余命よりも、長く生きている人たちが紹介された。(一部しかみていないので、みた部分のみであるが)
同じような逆境であっても、心の持ち方で、予後がかなり変わる。心理的ストレスをどう克服するかで、免疫に影響して、命の長さに影響してくる。精神神経免疫学や、精神腫瘍学で、研究すすめられている。がんとわかって、絶望する人は、そのストレスによって、免疫を弱めて、早く死亡する傾向がある。逆の心の持ち方次第で、免疫を活性化して、長く生きる人がいる。心と病気は密接に関係しあっている。
- 逸見はるみさん
がんで亡くなった逸見政孝さんの奥様。 本当に良い医者について語る。- 良い医者とは、押し付けない医者。患者がどうしたいのか聞いて、それを支援してくれる医者。
- 「インフォームド・チョイス」説明と選択。
- 医者は病気についてつつみかくさず説明。
- 患者は自らの意思で治療法を選択
- 医者はその選択を尊重してフォローする
- 医者は病気についてつつみかくさず説明。
こういうことをマスコミも知らず、「うつと思ったら医者に」といって、場合によっては、薬物療法ではないほうが、完治したかもしれないのに、現代の薬物療法の欠点の方面のおさきぼうをかついでいる結果になっている。もちろん、薬物療法で治る人もいる。ひとつだけ強調するのがおかしい。インフォームド・チョイスがいい。
「うつと思ったら、公的相談機関、または、カウンセラーに」というべきか。そこで、薬物療法が必要かどうか慎重に評価してもらうのがよい。東北地方では、保健所職員などが、自殺防止に貢献しているように、心理的支援で、孤独によるうつ病は治る場合もある。医者にいったら、すぐ薬物療法を処方されて、孤独は癒されず、薬物の影響で、気分がすぐれなくて、うつを悪化させる場合もあるだろう。 うつ病の治療、自殺防止には、医者の視点からだけではだめである。うつ病においこんでしまう社会の 仕組み、家族の無理解、家族の崩壊のところも重要な改善点である。国や県がとりくむ問題が多い。
再発が多いうつ病の薬物療法 ― 2005年09月15日 06:36
医療については、患者にどういう治療法があって、それぞれの注意点まで患者に話してから治療するというインフォームド・コンセントが常識である。
しかし、うつ病(自殺することがあるという重篤な症状がある)については、これが十分ではないのが、日本のうつ病の分野である。日本に自殺が多いのも、これが関係しているかもしれない。
保健師その他の相談機関の人も知らないのだろうと思えることがある。たいてい、うつ病とわかったら「心療内科や精神科を紹介する」というからである。だが、薬物療法には、下記の問題がある。
また、医者は、薬物療法と心理療法があることを説明せずに、ほとんどすべての患者に薬物療法を行うだろう。
薬物療法は、結果として次のことが言われている。浜松医科大学名誉教授の高田明和氏である。
「ではなぜ薬が問題なのでしょう。まずSSRIについてですが、副作用があります。その大きな障害は性機能の低下です。男性の場合はインポテンツ、女性は性に関心がなくなります。また、チックという不随意の筋肉運動も見られます。
しかしもっとも大きな問題は再発です。薬の場合はSSRIだけでなく、イミプラミンなどでも再発は60%以上に及びます。そのために再発が怖くて薬を止められないという悪循環に陥ります。
さらに問題なのは、再発だけではなく薬が次第に効かなくなるということです。不思議なことに、精神の薬は「非常に効果があり、副作用がない」という触れ込みで売り出されていますが、実態を見ると、薬による効果が次第に薄らぐために、患者は量を増やすか、似たような薬を大量に服用するようになるのです。
じつは精神の薬の場合、その効果の多くがプラシーボ(偽薬)効果だという説もあります。新しい薬が効くといわれると、皆その薬に飛びついて、思い込みから一定程度の効果がみられるようですが、そのうちに「効果がみられない、副作用が大きい」という風評が伝わると、急にその薬が効かないと訴える患者が激増します。有名なプロザックですら、偽薬と効果が違わないという疑いが出ています。
これらの情報に興味のある方は、『心の潜在力・プラシーボ効果』(朝日新聞社 朝日選書 広瀬弘忠著)を参照してください。
このように次第に薬が効かなく、副作用が出る、再発が多くなる、などという問題が起きたことで、薬に代わる治療法はないかという検討が始まりました。そこで脚光を浴びはじめたのが認知療法なのです。」(『うつ病を自分で治す実践ノート』高田明和、リヨン社、127頁)
おりしも「医者にウツは治せない」(光文社新書)という本が出版された。
うつ病を完治させて、自殺を減少させるには、うつ病の心理療法ができるカウンセラーを増やさなければならない。
しかし、うつ病(自殺することがあるという重篤な症状がある)については、これが十分ではないのが、日本のうつ病の分野である。日本に自殺が多いのも、これが関係しているかもしれない。
保健師その他の相談機関の人も知らないのだろうと思えることがある。たいてい、うつ病とわかったら「心療内科や精神科を紹介する」というからである。だが、薬物療法には、下記の問題がある。
また、医者は、薬物療法と心理療法があることを説明せずに、ほとんどすべての患者に薬物療法を行うだろう。
薬物療法は、結果として次のことが言われている。浜松医科大学名誉教授の高田明和氏である。
「ではなぜ薬が問題なのでしょう。まずSSRIについてですが、副作用があります。その大きな障害は性機能の低下です。男性の場合はインポテンツ、女性は性に関心がなくなります。また、チックという不随意の筋肉運動も見られます。
しかしもっとも大きな問題は再発です。薬の場合はSSRIだけでなく、イミプラミンなどでも再発は60%以上に及びます。そのために再発が怖くて薬を止められないという悪循環に陥ります。
さらに問題なのは、再発だけではなく薬が次第に効かなくなるということです。不思議なことに、精神の薬は「非常に効果があり、副作用がない」という触れ込みで売り出されていますが、実態を見ると、薬による効果が次第に薄らぐために、患者は量を増やすか、似たような薬を大量に服用するようになるのです。
じつは精神の薬の場合、その効果の多くがプラシーボ(偽薬)効果だという説もあります。新しい薬が効くといわれると、皆その薬に飛びついて、思い込みから一定程度の効果がみられるようですが、そのうちに「効果がみられない、副作用が大きい」という風評が伝わると、急にその薬が効かないと訴える患者が激増します。有名なプロザックですら、偽薬と効果が違わないという疑いが出ています。
これらの情報に興味のある方は、『心の潜在力・プラシーボ効果』(朝日新聞社 朝日選書 広瀬弘忠著)を参照してください。
このように次第に薬が効かなく、副作用が出る、再発が多くなる、などという問題が起きたことで、薬に代わる治療法はないかという検討が始まりました。そこで脚光を浴びはじめたのが認知療法なのです。」(『うつ病を自分で治す実践ノート』高田明和、リヨン社、127頁)
おりしも「医者にウツは治せない」(光文社新書)という本が出版された。
うつ病を完治させて、自殺を減少させるには、うつ病の心理療法ができるカウンセラーを増やさなければならない。
うつ病の治療に欧米との差 ― 2005年09月08日 08:48
前立腺がん治療に欧米との差
男性に急増している前立腺がんの治療で、欧米では推奨されていない早期がんへのホルモン治療が、日本では約4割の医療機関で「主な治療法」として実施されていることが、読売新聞が実施した全国調査で明らかになった。手術、放射線などの実施率も医療機関による格差が大きく、治療方針のばらつきが浮き彫りになった。ホルモン治療については、根治治療の遅れなどの弊害も指摘されている。
実際の治療実施件数でも、手術が最も多かった施設は48%、放射線治療が多い施設10%、ホルモン単独治療が多い施設42%と、医療機関による傾向の違いが大きかった。
ホルモン治療では、毎月または3か月に1回の注射を行い、男性ホルモンの作用を抑える。去勢と同じ状態になるため、のぼせ、活力低下など更年期症状の副作用がある。米国では、早期がんには手術または放射線治療、経過観察が主な方法とされ、ホルモン治療は治療指針に記載されておらず、患者の1割程度にとどまるとされる。
(2005年8月6日 読売新聞)
「うつ病」治療に欧米との差
私が問題にしたいのは、「うつ病」、自殺問題の治療である。うつ病、自殺念慮の治療では、日本では、薬物療法が第一の選択肢であり、医者は、それしか知らない、できない医者、それ以外を信じない医者が多いようである。心理療法をすすめようとせず、いつまでも薬物を処方し続ける医者がいる。だが、アメリカでは、うつ病治療の第一選択肢は、薬物療法ではなく、心理療法である。うつ病は、心理的ストレスによって起きる場合が多いので、その治療法として、心理療法が選択されるのは、合理的である。だが、日本は違う。
抗うつ薬には、種々の副作用がある。一度、治っても再発が多い。治ったといっても、発病前の健康なレベルまで回復するのではなくて、根本治療にならない。すなわち、セロトニン神経などの根本的活性化ではなくて、セロトニンの再取り込み阻害の効果しかない。再発をおそれて、抗うつ薬を飲み続けると、性的不能という深刻な副作用の出る人がいる。結婚できなくなり、子どもを生みたいという欲求もなくなるであろう。抗うつ薬を服用していると、うつ病が完治していないとみなされて、職場復帰、再就職で差別されることもある。
ところが、うつ病は、心理療法で、完治する場合も多いのに、医者はそれを学習しないので行わない、言えない。治らなくても、薬物を処方すれば、医者と製薬会社には収益があがる。日本では、うつ病の治療は、医者や製薬業界主導になっているために、薬物療法に誘導するのであろう。患者本位の治療になっていないのが、うつ病、自殺念慮の治療、支援である。うつ病が治らないと、自殺するおそれがある。 治ったとみなされても、再発防止として、うつ病の薬物を飲み続けていると、就職も困難、結婚も困難となって、苦悩が深まり、結局、ニート、引きこもり、自殺に追い込むこともある。
うつ病、自殺問題は、薬物療法の医者以外に、カウンセラー、公的機関、地域のボランティアも取り組むべきである。また、薬物療法のガイドラインを作成すべきである。たとえば、1年、薬物療法を行っても、治癒しない場合、中止し、心理療法を受けるべきであるとか、抗うつ薬を一生飲むという方針はやめて、薬物療法を序々に減少しやがて停止する方針とその指導などである。日本は、うつ病、自殺問題が、患者本位の仕組みになっていない。ニート、ひきこもりの人々の中にも、その犠牲者が多いであろう。
これを、ご覧になった方にも、抗うつ薬を服用し続けて、1年以上たつのに、治らない方もおられるであろう。心理療法も併用をこころみた方がよいでしょう。
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