小中高生の自殺あいつぐ2005年09月16日 10:32

 新学期をむかえて、児童生徒の自殺があいついでいる。報道されたので気がついたのは、次のとおりであるが、ほかにも起きているかもしれない。
  • 小6の女子が首つり、早朝の教室で意識不明に。北海道滝川市。 9月9日午前。7時45分ごろ。
  • 中2の女子が首つり、長崎県佐世保市。9月14日午後3時50分ごろ。
  • 長崎県内では8月末から9月1日にかけて若者の自殺とみられるケースが相次ぎ、時津町で高校2年女子、長崎市で高校3年男子、同市で中学2年男子が死亡している。
  • 兵庫県姫路市で、中学二年の男子生徒。9月1日、午前八時二十分ごろ。
 新学期が始まるころ、児童生徒が自殺するのは、学校に行くことがつらい、行きたくないからであろう。学校カウンセラーが配置され、県によっては、一般市民による相談員が校内に置かれている学校もある。
 こういう支援のある学校では、自殺はないのか、それでも起きているのか、解析が望まれる。

 学校カウンセラーの限界もあるだろう。次の点は、推測である。
  • 学校で準備したカウンセラーは、学校側との契約関係にあるから、自由には動けない。うつの深刻な児童生徒がみつかっても、カウンセリングに十分な時間をさけない。うつ病、自殺のカウンセリングに得意ではない。学校内では、重いうつ病になっている児童生徒を長くカウンセリングはできないので、医者を紹介するだろう。しかし、児童生徒に短い診察時間の薬物療法では限界がある。背景にある悩みを聞き、助言しないと治らない。
  • 児童生徒側の心理として、学校側に問題が(先生に傷つけられたとか、いじめを訴えたのに先生が真剣に対処しない、とか)あって、うつ状態になった場合、学校の準備するカウンセラーでは、相談しにくい。学校側に通告されることをおそれる心理が働く。
 学校カウンセラー、相談員など、学校側が準備するカウンセラーだけでは限界があるのではないだろうか。学校外にも、きがねなく相談できる場が必要だろう。  児童生徒の自殺を防止できない問題を議論すべきである。制度的な支援からもれることで起きる自殺を防止する対策が必要であるから、学校のカウンセラーなどからも意見をきくべきだ。そういうことを反映して、地域の学校の児童生徒が自殺しないように、別の支援の仕組みを作りたいものだ。薬物療法を受けよというだけでは、児童生徒の自殺は防止できない。